カストロがサファリ・パークの様相?! 映画『ミルク Milk』の思わぬ影響
カストロが“サファリ・パーク”の様相!? 映画『ミルク Milk』の思わぬ影響
この秋、全米で上映開始される【ハーヴェイ・ミルク】の伝記映画Milk(監督:ガス・ヴァン・サント、主演:ショーン・ペン)。思わぬところで、映画の舞台となるカストロ地区の住民に影響を及ぼしているそうです。
映画上映を大きなビジネスチャンスと当て込んでいたサンフランシスコのカストロ地区の住民たちですが、各地から次々と到着するツアーバスの増加に悩まされ始めている、とのことです。
この1月、映画撮影のために、カストロ・ストリートが、背景舞台となる1970年代モードに改修されたときも、商店主たちから懸念の声が挙がっていたのですが、映画がビジネスチャンスになって地元の商売が活気づけば…となんとかのどもとまででかかった言葉を飲み込んでいたのでした・・・。
ところが、日に日に増えるツアーバスが運んでくる大量の観光客たちは、あたかも動物園の動物たちに投げかけるのと同じような好奇の視線を市井(しせい)の人々に投げかけはじめると、平和なカストロ・ストリートは、ゲイ、レズビアンたちの“自然な生態”を観察できるサファリ・パークの様相を呈しはじめた、とか。
ひとりも観光客が来ないよりか良くない、と住民たちは納得すべきなのでしょうか??
◆ソース:Gays in SF's Castro Feeling Like Zoo Animals for Tourists(Towleroad.com)
※画像は、1977 Castro Street fair by Jerry Pritikinとのこと