S.I.P.探索隊〜『東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭に行こう!』に参加してきました★

ユースグループS.I.P.の7月20日企画のレポートが、レズビアンユースのTHさんから届きました。

S.I.P.探索隊〜『東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭に行こう!』に参加してきました★（TH）

まずはアイスブレーカー

今回は【S.I.P.】だけでなく【Life Guard】の方もご一緒に参加してくださいました。

さて、まずは恒例のアイスブレーカーから。

• 「人間知恵の輪」で自己紹介

• フリートークの「デートプラン・シュミレーションゲーム」

（すごい!!「制限時間2分です！」と大焦りの中、必死にみんな夢と実体験とちょっとの妄想?と… (笑)新感覚でした）

• 「カルタ大会」

（札を取るときは「レズビアンッ!!」と叫ぶんですが…みんな本当にカルタ上手ですよねー！）」…

と休憩を挟みつつも、なかなかハードなアイスブレーカー＆フリートーク★

それが終わるころにはもうすっかりみなさん打ち解けていました^^

そんなこんなで少しのんびりしてから…いよいよフィルムを観に出発です！！

いざ青山スパイラルホールへ

電車を乗り継いで青山のスパイラルホールへ。

ホール沿いの街道には大きく綺麗なレインボーフラッグが掲げられていました。

今回私たちが鑑賞する映画は、海外ドキュメンタリー作品2本。

『不思議の国の女たち』A Lez in Wonderland）/『フリーヘルド』Freeheldの２作品です。

客席は、ほぼ満席。観客は、対象をセクシュアル・マイノリティーの方に限定していないということなのですが（それでもLGBTがとても多いようです）、最前列から後ろまでいっぱいの人・ひと・ヒトです!!!

私たちは最前列付近に席を取ることができました★

（首がちょっと痛かったよね(笑)）

さて、今回は両作品とも女性が主人公。

個人的な話、私はレズビアンにして人生初のレズビアン映画の鑑賞だったのですが……。

『不思議の国の女たち』

『不思議の国の女たち』はパロディー的な（はっちゃけ/乱交!?）作品に会場は大笑い！！

「えぇー！こ・こんな過激なことみんな（私!?）しないよー!!!!（してるの!!?）ごっ・誤解ですーッ(恥)」

だったり

「！！…それってそうなのか（衝撃）」

だったり、とにかく前半はうん、笑っちゃおう★という雰囲気！
ゲイのみなさんもレズビアンも私たちも、もちろんストレートの方も一緒に笑って会場も和やかムードと不思議な一体感で溢れていましたが……。

『フリーヘルド』

後半の『フリーヘルド』は一転、とても真摯な、身に引き寄せられるものを感じる作品でした。

私はもちろん、観る方のセクシュアリティーを問わず、誰もがご自分と（いらっしゃる方はパートナーさんと）登場人物たちを重ね合わせている、というか…。

心の痛む描写も実に多くありました。

が、同時にライフパートナーとしての絆（きづな）はセクシュアリティーうんぬんで特殊なものではなく、私たちの抱く愛情もまた、間違ってはいないんだ、という証（あかし）を見せてくれたようにも思います。

上手に言えませんが、短いながらもすごくドラマティックで、悲しみの先に非常に大きくポジティブなメッセージを湛（たた）えた、胸に深く残る一同性愛カップルの勇気ある人生の物語であったと思います。

“Stop Isolation”

また、それが映画の主人公の個人の話にとどまらず、とりわけ私たちの物語だということに改めて気づき、また考えさせられました。

「平等な権利、政治や社会、仕事、病気…」

複雑な気持ちで見終わった直後はとても言葉にできず、考えが色々な方向の螺旋（らせん）を描いていたのですが、ふと、隣を向けば事実、今まさに多くの仲間が「そこに居る」。その安心感から「大丈夫、決してひとりじゃないんだ」ということば以上の大きな勇気までもらうことができました。

このようなテーマ性のあるショートフィルムをS.I.P.やLife Guardのみなさんと鑑賞できたこと。

ここに集われる多くの孤独を胸に秘めながらもなお、温かいメンバーさんとだからこそ、自分を偽らずに安心して、共に笑い、涙し、考えることができたのだと思います。

あれらの素晴らしい作品と、また自分自身と、向き合う機会が与えられたことを、心から感謝しています。

…どうしても「いつもの」環境では同じ映画を観ていてもどこかギクシャクしちゃうもんなー、なんて映画を見ながら思ってたりもしていたんです。

日常のちょっとしたレズビアンやゲイの話題でもリビングや学校ではまだドキッ！
…と実はまだまだ小心者なんです(笑)

このように、“Stop Isolation”をキーワードに、本当に素晴らしい時間をみなさんと共有することができました。

「大丈夫、仲間がいる。明日からまた頑張れる気がする」参加のたびにそう心から思える、S.I.P.明けの毎日です★

ぜひまた参加できたら嬉しいです。

スタッフのみなさん、今回も本当にありがとうございました★

（TH）

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