リターン・トゥ・ゲイ・ウーマン??〜戻るに戻れないナツ
リターン・トゥ・ゲイ・ウーマン??〜戻るに戻れないナツ
アメリカに住む人が「アメリカン」。イタリアに住む人が「イタリアン」。「レスボス島」に住む人は「レズビアン」?? こんな理由で、レスボス島民がギリシャの同性愛者団体が訴えた、というニュースがありました。
▼「レズビアン」は島民の名、地元住民が同性愛者団体を訴える
▼レスボス島の住民が「レズビアン」という言葉を用いないように女性同性愛者団体を提訴
これはギリシャだけのことですが、もし「レズビアン」という言葉が、現在、私たちが使っている意味での使用が全面禁止になってしまったら?? どうなるんだろう?? ということを考えると、なかなか興味深いです。
そもそもこの「レズビアン」という言葉。1970年代前半、「ゲイ・ウーマン」(ゲイ女性)という言葉に代わって北米で使われるようになった言葉だったようです。というのも、本来、「(男女の)同性愛者」を指す言葉だった「ゲイ」“gay”が、いつの間に「男性同性愛者」を指すようになってきて、当時のレズビアン・セパレティストたちが、「レズビアン」という言葉をひっぱり出してきた。
そんな“いわくつき”の歴史が「レズビアン」にはあったんですね。
言葉の歴史が出てきたり、このニュース、いろいろな観点を含んでいるようです。ニュースのこの後だけでなく、Yanagihashiさんのウの目に注目、さらには、みなさんのいろいろなご意見も教えてもらえると楽しそうです。(Arashi)
↑ 面白い記事だったら1clickでQMblogを応援☆
■関連記事: メディア・チェック
・一件落着?? レスボス島の「レズビアン」裁判
・レスボス島の「レズビアン」ポールさん
・ジャネット、LGBTへのサポートを称える賞を受ける!
・オランダで公園でのセックスが合法化