20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(2)
その小さな輪の中に、わたしが生まれて初めて付き合った女性がいた。
別れてから、卒業までの1年半、一切口をきかず、
卒業からの20年間も、当然一度も会わずにきた。―――生まれて初めて付き合った同性の女性と、20年ぶりに再会するのはどんな気持ちか? はとさんのエッセイの2回目です。
●「20年ぶりになぜ『そのひと』と会ったのか?」
昨年、初めて子を産んだ、高齢出産の割に、昔と変わらない風貌(ふうぼう)。
姿を見たときは、何の感情もわかなかった。
けれど、22年ぶりに、視線をしかと合わせたとき。
22年ぶりに、1対1で会話をしたとき。
「意図的にあなたとは会わないようにしてきた」 と書かれたメールを読んだとき。
氷河期並みに凍(こお)っていた私の心が、解け始めた。
19〜21歳のわたしに、しばしタイムスリップ。
(はと)【続く】
●「20年ぶりになぜ『そのひと』と会ったのか?」
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