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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

「10年を経て」〜井田真木子と私(Hitoshi)

10年を経て〜井田真木子 と私


『同性愛者たち』を初めて拝読したのは、10年くらい前になると思います。


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新宿2丁目にあった薔薇の文庫本センターというお店で買ったように覚えています。新宿2丁目を訪れて間もない頃で、自分以外にも同性愛者がいることを実感し、このようなタイトル本がハードブックで売られていることに驚きながら、迷わず購入していました。



今、井田真木子さんのコミュニティ・メモリアル・サービスにあたり、もう一度読んでみようと思いました。でもその前に、そのときの感想を思い出すことにしてみました。



同性愛者が自分一人だけではないと、初めて実感し始めたそのときの私にとって、『同性愛者たち』が、私を勇気づけ、安心感を与えてくれたことは間違いありません。ただ、男性同性愛者に関する本を異性愛者の女性が執筆されているということに、少し不思議な感じもしていたように思います。


 今回のことがきっかけとなり再び拝読しました。本当に久しぶりに。


今は、異性愛者の女性がこのような本を書かれたということに本当に意義深いものを感じます。その方こそ井田真木子さんでした。異性愛者の女性が、心から男性同性愛者の気持ちを知ろうと努めてくださったこと、そしてその上で、男性同性愛者が生きていくことの指針とも言えることを飾ることなく示してくださっていることに深い感銘を覚えます。



今のこの社会に井田真木子さんのような方が一人でも多く存在していってくれることを切望してやみません。どうか、これからも私たちを見守っていてください。


(Hitoshi)


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