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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

教えてぺぺさ〜ん(1)

今回の東京プライド・パレード参加テーマは『サンバ・デ・パレード』 。コンセプトの面で大きな影響を与えたぺぺ田中さん(仮名です、一応)に、サンバについて、いろいろとインタビューをしてみました。

ぺぺさんは、アカー・メンバーの中でも、無類のサンバ好きゲイとして知る人ぞ知る存在。



週末には、東京にあるサンバ愛好コミュニティに出没しては、朝まで飲んで歌って、演奏してるそうです。
2006年には、リオ・デ・ジャネイロ詣(もう)でも、済ませてすみ。


インタビュの第1回目は、まず「そもそもサンバのパレードとは?」について聞いてみました。


◆実際のサンバ・パレードってどうなっているんですか?

サンバのパレードのイメージをみんなに聞いてみると、だいたい「ハネをつけて、貝貝葉っぱでにこやかに踊る女の人?」ってイメージを持っている人が多いかもしれませんね(笑)。



でもこれは、パレードのほんの一部。華やかな踊り子も、全体のテーマ*1を表現する一つに過ぎないんです。



パレードを、ものすごくざっくりと分けると、

  1. 「踊る(見せる)人」
  2. 「楽器隊(聴かせる人)」
  3. 趣向を凝らした「山車」
  4. 「演出・監督する人」

という構成になります。



ハネをつけて激しく踊る人だけでなく、様々な「アーラ」*2が観客の眼をひきつけ、「バテリア」*3がリズムでノリをつくり、観客をひきつけて、陶酔感を生み出します。



そして、その年のテーマを象徴する「アレゴリア」*4が登場し、そのメッセージを見ている人の心に残していきます。



このようにサンバのパレードは、「全体でひとつのテーマを表現する芸術」ともいえるものです。


サンバって、芸術なんですね! ぺぺさん、勉強になりました〜。【続く】



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*1:ポルトガル語では「エンヘード」)

*2:(趣向を凝らした衣装をきたり、踊ったりしてテーマを表現するグループ)

*3:(さまざまな楽器で構成される打楽器隊)

*4:(山車)