QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

「2000年の石原慎太郎と」〜藤野千夜『夏の約束』のこと

先日、日曜日の東京都知事選。石原慎太郎の3選 が決まりましたね。


「石原慎太郎」と言えば、かつては(今も?)「裕次郎の兄」としての顔が、政治家としての顔を圧倒していたりしますが、「小説家」としての側面も一応注目です。



で、本日の記事は、「芥川賞選考委員」として小説家・石原慎太郎のコメントが登場する、『QM』蔵出しバックナンバー企画第2弾です。


当誌『QM』(2,000年3月号)に掲載された書評からです。取り上げられているのは、122回芥川賞受賞作、藤野千夜さんの『夏の約束』。そして、筆者はワタクシ、編集部Arashiです。



7年も経てば、人間は変わるもので、実際、原稿を読み返してみて、今の自分なら、こんな書き方しないし、言いたいこともだいぶ変わった、とは思えるのですが、「変わる」とは言っても、果たしてどれだけ変われるものなんでしょう?


記事が書かれた2000年当時も石原都政下で、2007年の現在も同じ。


2000年ver.の石原慎太郎も、2007年ver.も根本的には、
そんなにアップデートされていないようにも思いますが、私Arashiは、あの時からどれだけ進化しているんだろう?と不安になったりもします。


今なら、中野ブロードウェイの雑踏の中に、控えめに寄せられたゲイカップルの肩と肩を、ふと目にしたとき、どんな風に感じるかな?


結局、芥川賞を受賞した『夏の約束』。セクシャルマイノリティの当事者からは、どのように評価されているのでしょうか?