ゲイはセックスする機械か?
昨日の記事で、「ウの目」の新しい投稿を、心待ちに待ちましょう、なんて書いたら、早くもYanagihashiさんから原稿が到着しました。
今回のお題はズバリ『ゲイはセックスする機械か?』です。
ちょっと前に、世間を騒がせた「女性は産む機械」発言。
喧々諤々の議論を巻き起こしたわけですが、ちょっと考えてみると私たちゲイだって、世間では「所詮、男とセックスするだけの存在」なんて、人格はそっちのけで、性的な目でしか見られていない部分もあるわけでして。
それならあの時、騒動に便乗して、ゲイの中から「ならばゲイは、セックスする機械か!」と怒る人が出てきても良かったはず。
けれども、私の知るかぎり、だ〜れも怒っていませんでした。
で、今回、Yanagihashiさんも全然、怒っていません。
そこはさすが論客、論点は別のところにあったわけで。。
今回は、「ゲイはセックス・マシーンか」というお題をいただいています。
言うまでもなく、
柳澤 =『射精する機械』*1=伯夫 大臣の
「女は産む機械」発言との関係からきています。
「機械」というと、ハードの面にばかり注目がいきがちですが、
それを動かすソフトの面に注目すると
ゲイというセックスする機械は
結構優れものです。
何しろ、「セイファーセックス」という新しいセックスの概念を発明していますし、
HIV感染が性行為によって広まるということをいち早く学習し、
検査にも積極的に行っています
(日本でも感染経路において、男性同性間性的接触が多いのは、その結果でしょう)。
機械としては鉄腕アトムなみに進化していると言えるでしょうか?
(参議院選挙に立候補される尾辻かな子さん、
10万馬力で差別も偏見もブットバセ!
おっと、彼女は女性なのでウランちゃんか?)
「機械」という規定自体がいやだという意見もあるでしょう。
かつて「人間は、考える葦(あし)である」といわれたことがあります。
それにならうと、「ゲイは中脚でも考える」とでも言えるでしょうか(下品?)。
もっとも、セックスするときだけゲイというのも芸がないので、
それ以外のときでもゲイといえるプライドを持つことができるかというのが、
今後の課題ということでしょうか
(東京のL/Gパレードもプライド・パレードと名称を変更するようですね)。(Yanagihashi)