QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

【プログラム】メモリアル・サービス

同性愛者が直面する葬送問題について提言しました(『毎日新聞』より)

東京・築地本願寺を中心に開かれた、日本、韓国、台湾の僧侶や仏教徒が交流する「INEB(アイネブ)東アジア国際フォーラム」(4月5日〜7日)に、当会(NPO法人アカー)が講師派遣し、同性愛者が直面する葬送の問題について提言しました。 「現代の苦…

追悼、栗本薫さん

作家の栗本薫さんが26日亡くなったというニュースは、すでに皆さんもご存知だと思います。 ●ソース:作家、栗本薫さんが死去(MSN産経ニュース) 「同性愛」との関連でいうと、栗本薫さんは、現在でいうところの「BL」(ボーイズラブ)という言葉もなかった197…

これもまた『おくりびと』

遅ればせながら、観てきました。『おくりびと』。 3月14日、故・井田真木子さんの命日にあたる日に。 「本木雅弘主演の『おくりびと』だから…」そんな井田さんのお告げが降ってきたからではないです。2001年から毎年行っている恒例の井田真木子さんのお墓参…

春日亮二さんの命日に寄せて

今日11月7日は、春日亮二さんの命日にあたります。昨年11月の春日さんの突然の訃報には、誰もが驚き、戸惑いました。 常にコミュニティ活動に関心を持ち、音楽や身近な問題を自身のライフスタイルに取り入れながら様々な関わりを続け、コミュニティの成長を…

『友たちの軌跡。それぞれの季節。』〜コミュニティ・メモリアル・サービス2008 ご報告

去る10月5日、本年のコミュニティ・メモリアル・サービスを無事開催いたしました。今年もたくさんのみなさんにご参列いただいて、レズビアン&ゲイコミュニティの中で、あるいはコミュニティの近くで、亡くなった方たちとの縁やつながりに感謝の気持ちをささ…

無事終了! 「友たちの軌跡。それぞれの季節。〜コミュニティ・メモリアルサービス2008〜」

無事終了! 「友たちの軌跡。それぞれの季節。〜コミュニティ・メモリアルサービス2008〜」 季節がめぐって、この日がまたやって参りました。亡き友人たちの生きた「軌跡」をたどり、記憶やつながりを思い起こし、みなさんとともに偲ぶ1年に1回の日。 先日の…

2008/1992年 夏〜友たちの軌跡。それぞれの軌跡

今年、2008年の夏。“ゲリラ雷雨”などという言葉も耳にしましたが、どのような夏を過ごされたでしょうか? 先日、事務所に遊びに来ていた10代、20代前半のユースたちに「今年の夏の思い出」を聞いてみたところ、恋に生きた人もいれば、勉強ばかりの人もいまし…

会場下見〜友たちの軌跡。それぞれの軌跡

昨日10月2日に、コミュニティ・メモリアルサービスの会場となる経王寺にお邪魔して、照明、音響機材のチェック、シナリオ上の確認、そのほかもろもろの打ち合わせ、確認などを行ってきました。 いよいよ本番が、5日(日曜日)に迫ってきました!準備万端で備…

駒尺喜美さんについて

去年の5月に82歳で、亡くなった駒尺喜美さん(文学者、フェミニスト、ライフアーティスト)についてレズビアン・メンバーのくどう・かづこさんにメッセージを寄せていただきました。 駒尺喜美さんについて(くどう・かづこ) (※画像は『コニコマステージ …

コミュニティ・メモリアル・サービス・2008のお知らせ

街には、さるすべりの赤い花をよく見かけるようになりました。この時季になると、アカーの事務所も本格的にコミュニティ・メモリアル・サービスの準備に入ります。 亡き友人たちを追悼するために、メモリアル・サービスを開催するのも、今回で4回目。今回ご…

“友たちの軌跡。それぞれの季節”〜コミュニティ・メモリアル・サービス2008

“友たちの軌跡。それぞれの季節”〜コミュニティ・メモリアル・サービス2008亡き友人たちの"生きた軌跡"を忘れずに、世代を超えて語り継ぐ場として恒例のコミュニティ・メモリアル・サービスを今年も10月5日に開催いたします。 詳細はこちらから(チラシPDF)…

米国LGBTユースの自殺の背後にある要因は?

LGBTユースの自殺の背後にある要因を調べる調査 米国で、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)のユースの間で、なぜ自殺率が高いのか?ということを追究する研究が行なわれることになったそうです。 ▼Study Examines Factors In …

ヒントは歴史をひも解いてみれば

歴史をひも解いてみればヒントが 最近の硫化水素の問題、そして年間3万人を超える自殺。「自死」が大きな社会問題になっている。けれども、私たちにとって、これは新しくぶつかる問題ではない。 1980年代後半。HIV感染者が社会の中で見えなくて「エイズ患者…

今年は10月5日に〜コミュニティ・メモリアル・サービス

今年は10月5日に〜メモリアル・サービスのミーティング報告〜 「追悼」の問題で、一般化されてしまうなかでは、扱うことができない「同性愛」との接点や、アカーとの出会いがあったからこその関係、故人がよく生きていた中でのさまざまな“縁”について、焦点…

井田真木子さんのお墓参り

木蓮の花咲く、3月のとある日曜日。新宿二丁目にも程近い四谷の東長寺へ有志でお墓参りに行って参りました。東長寺には、ノンフィクション『同性愛者たち』の作者でもあった故・井田真木子さんが眠っています。コミュニティ・メモリアル・サービスの担当でも…

夜明けまえ〜追悼:春日亮二(1969-2007)

―――ゲイの企業家であった春日亮二さん(1969-2007)は、1990年代初頭から、同性愛者向けのインターネット・サービスや音楽の分野で活躍される一方で、常にコミュニティ活動にも共感を抱いていました。2000年におきたゲイバッシング事件新木場事件に胸をいた…

「ジョージ・チョイについて思うこと」(1/3)〜(しんじ)

――身と心と精神をエイズに蝕まれ、徐々に壊れていくひとりのアジア系ゲイの姿を、克明に、そして、冷血に井田真木子の筆は書き進めていく。「酷すぎる。こんな描き方ってないんじゃないだろうか? 真意が理解できない」。当時は、そう思った。そして2007年9…

「ジョージ・チョイについて思うこと」(3/3)

「ジョージ・チョイについて思うこと」(3/3) 僕の知るジョージは、社交的で、情熱にあふれ、とても優しかった。 1992年、アカーでサンフランシスコに行った時、皆が市議会でトム・アミアーノに遭遇したり観光に出かけたりした興奮の日、僕だけ風邪で一人…

「ジョージ・チョイについて思うこと」(2/3)

「ジョージ・チョイについて思うこと」(2/3) そして、今回本書の著者である井田真木子さんの追悼にあたり久々に再読し、また、メモリアル・サービスでの映像、アカー会員との会話を通して、本書における彼の描き方についての受け止め方が変わっている自分…

「同性愛者たちと井田さん、そして私」〜(語り:まみこ)

「同性愛者たちと井田さん、そして私」(語り:まみこ) ◆ほとんど面識のなかった井田さん 皆さま。本日、雨の中、ほんとうにご苦労さまです。 スピーチの依頼を頂いたのが、先日の夜で、なにも考えていないのが、正直なところなのですが、実は私、井田さん…

「井田さんの思い出」〜特別スピーチ〜

――1991年に井田真木子さんが、アカーのことを知り、『同性愛者たち』という一冊の作品を完成させていく道筋には、当会のさまざま人たちとの関わりがありました。 Tadashiさんは、メインで取材された7人のゲイのうちの一人です。まみこさんは、当時のアカーの…

「(見えない)欲望に向けて」〜追悼:村山敏勝さん(1967-2006)

村山敏勝さん(1967-2006)「(見えない)欲望に向けて」〜追悼文(河口和也)村山敏勝さん(1967-2006)は、アカーが持つ実践的な研究姿勢に常に敬意を持ってくださった英文学の研究者でした。同性愛者の文化研究の分野で、また翻訳や通訳の仕事を通して私…

「井田真木子と『同性愛者たち』」

『QMblog』では、今日から数回にわたって、アカーのメンバーを追ったノンフィクション『同性愛者たち』(文藝春秋社)と、その著者、故・井田真木子さん*1についての記事を投稿します。これは、近日発行される『QM』紙面版からの先行掲載になります。 「…

「メモリアル・サービス2007参加者の声から」

前回の記事でもレポートがあった【メモリアル・サービス2007】に集った参加者は、実に多様なものでした。年齢でも、10代のユースから、70歳代の親御さんまで。レズビアン&ゲイがいれば、同性愛者の子供を持つ親たちまで。追悼された故人を知る人、面識のな…

『友たちが遺した“生”の風景』〜コミュニティ・メモリアル・サービス2007レポート

9月30日、新宿の経王寺で、本年のメモリアル・サービスが開催されました。これは、私たちの近くで亡くなった方たちとの縁やつながりに感謝の気持ちを伝えるための恒例のコミュニティ・メモリアル・サービスです。 今回は、「ともお」さんにレポートしていた…

友たちの遺した“生”の風景

亡くなった方たちとの縁やつながりに感謝の念を伝えるための恒例のコミュニティ・メモリアル・サービスを今年も9月30日(日)に予定しております。 詳細(HP) http://www.occur.or.jp/ ご案内(PDF) http://www.occur.or.jp/cmn/images/info/20070930.pdf …

友たちが遺した“生”の風景

【コミュニティ・メモリアル・サービス2007】 〜友たちが遺した“生”の風景〜 仲間の冥福を祈る空間においても、同性愛たちはひとりではないこと、 そして多くの仲間と家族と友人がいることを確認し、亡くなった方々との縁に感謝の気持ちを伝えるための 恒例…